ネコノミの被害
ノミにはネコノミ、イヌノミ、ヒトノミなどが存在します。日本ではペットのノミと言えばほとんどがネコノミです。ネコノミは体長が1〜2ミリ程度の小さな虫で、吸血相手を選ばないため、とがった口を皮膚に刺して猫だけでなく人や犬にも寄生し吸血します。
ネコノミの成虫は吸血をしていない時は凹凸が少なく平らですが、吸血をすると豆のように膨らみます。また、長期間飢餓に耐えることができ1〜2ヵ月間吸血をしなくても生存することができます。他にも、よく発達した脚を持ち、特に後脚は長大で30p程度跳び上がることができます。
成虫になったネコノミは通りかかる動物の振動や体温からの熱、吐く息に含まれる二酸化炭素を感知し、ジャンプして飛びつきます。その後、寄生し吸血されてしまった動物は、激しいかゆみや湿疹、炎症や脱毛などの皮膚炎を起こします。そのかゆみに耐えられないペットは、口で噛んだり手足でひっかいたりして傷を深くして悪化させてしまいます。
ノミは犬や猫の毛を掻き分けると見つかることもありますが、とても小さいうえにすばしこいため、捕まえることはとても困難です。そして一度寄生したノミは、10日〜60日も血を吸いつづけます。
対処法として、フロントラインプラスはこのような生態のノミを駆除するのに効果的です。一度寄生したノミは、気温が13℃あれば繁殖を繰り返していきますので、冬でも油断はできません。フロントラインプラスは暖かい季節だけではなく、年間を通して定期投与すると安心です。